寒い季節、みなさんはどんなクリスマスを過ごす予定ですか？今年は、長い歴史に育まれた本場イギリスのクリスマスを楽しんでみませんか？大切な家族と過ごす特別な時間、伝統的な習慣、そして心温まる風景をご紹介します。

イギリスのクリスマス～家族と過ごす大切な時間～

日本では恋人たちのイベントというイメージが強いクリスマスですが、イギリスでは親戚一同が集まる、年で最も大切な家族の行事。12月25日は朝から晩まで、家族水入らずでゆったりと過ごします。

朝一番の楽しみは、サンタさんからの贈り物！前夜に暖炉のそばに吊るしておいた「クリスマスソック」の中身を確認するところから、特別な一日が始まります。子どもたちは、みかんや金貨型チョコレート、小さなおもちゃを見つけて大喜び。

クリスマス当日の13時頃から始まるのが、メインイベントの「クリスマスランチ」。七面鳥のローストを中心に、家族みんなで手の込んだごちそうを楽しみます。

そして締めくくりは、イギリスの伝統的なデザート「クリスマスプディング」。ドライフルーツやナッツがたっぷり入った、どっしりとした食感のケーキです。食べる直前にブランデーをかけて炎を上げる演出も、イギリスならではの粋な楽しみ方です。

ランチの後、15時になると英国ロイヤルファミリーからのクリスマススピーチが始まります。イギリス中の家族が、このスピーチに耳を傾けるのも長年の伝統です。

ボクシングデー～クリスマスの余韻を楽しむもう一つのお祝い～

クリスマスの翌日26日は「ボクシングデー」。これは18世紀から続く、イギリスならではの伝統です。かつては、貴族が使用人たちにプレゼントの箱（Box）を贈る習慣から始まったとされています。

現代では、この日からウィンターセールが始まり、街は買い物客で賑わいます。また、サッカーやラグビーの特別試合が開催され、スポーツファンにとっても見逃せない一日となっています。

イギリスのクリスマスに欠かせないお菓子、それが「ジンジャーブレッドマン」です。16世紀、ヘンリー8世の宮廷で振る舞われていたという記録が残るほどの歴史あるお菓子。寒い冬を健康に過ごせるよう、生姜の効能を活かして作られました。
材料（約12個分）：

本場のジンジャーブレッドマンを作ってみよう！

イギリスの伝統的なレシピをベースに、ご家庭で作りやすくアレンジしました。

材料（約15個分）：

デコレーション用：

作り方：

Point：

黒糖やモラセスを使うことで、より深いコクが出ます

生地を寝かせることで、よりしっとりとした食感に

ヤポネサウンドのジンジャーパウダーは香り高く、本場の味わいを再現できます

寒い冬の夜に欠かせないのが、スパイシーで香り高いジンジャーブレッドラテ。クリスマスマーケットの定番ドリンクを、ご家庭でも簡単に楽しめます。

材料（1杯分）：

作り方：

長い歴史に育まれたイギリスのクリスマス。今年は、伝統的なお菓子とドリンクで、本場の雰囲気を味わってみませんか？