マテ茶(イェルバマテ)完全ガイド
飲むサラダの基礎知識・淹れ方・ブレンドレシピ
南米アルゼンチン・パラグアイ・ウルグアイ・ブラジル南部で国民的飲料として親しまれているマテ茶(Ilex paraguariensis)。グアラニ族の時代から数百年にわたり受け継がれてきた、ビタミンとミネラルが豊富な「飲むサラダ」の魅力を、最新の研究データと伝統的な飲み方の両面から徹底解説します。
🌿 基本情報
- 学名Ilex paraguariensis
- 科名モチノキ科
- 英名Yerba Mate
- 原産地南米南東部
- 使用部位葉および小枝
💎 主要成分
- カフェイン(1〜2%)、テオブロミン
- ポリフェノール類(CGA、フラボノイド)
- サポニン、テルペン類
- 鉄、Ca、Mg、Zn、K
- ビタミンA、B群、C
🌸 味と香り
- グリーン青草系・苦渋み強め
- ブラック香ばしい・まろやか
- 焙煎の有無で表情が大きく変化
☕ 楽しみ方
- グアンパ+ボンビーリャ伝統スタイル
- 急須・ティーポット
- 水出し(テレレ)・アイスマテ
- ハーブブレンド・料理応用
🎯 こんな方に
- 緑茶・紅茶のバリエーションを探す方
- 植物性ミネラルを取り入れたい方
- 南米文化や伝統茶器に興味のある方
- 朝のリフレッシュ習慣を変えたい方
マテ茶(イェルバマテ)とは?
植物学的プロフィール
マテ茶の原料は、モチノキ科に属する常緑高木 Ilex paraguariensis の葉と小枝です。野生では高さ15メートルにも成長しますが、栽培下では収穫しやすいよう4〜6メートル程度に剪定されます。原産地は南米のパラナ川流域を中心としたエリアで、現在の主要産地はアルゼンチン、ブラジル南部、パラグアイ、ウルグアイです(Heck & de Mejia, 2007)。
「イェルバ」と「マテ」の語源
- イェルバ(Yerba):スペイン語で「草」を意味し、葉を指す
- マテ(Mate):ケチュア語の「mati(瓢箪)」が語源で、本来は飲用に使う容器のこと
つまり「イェルバマテ」とは「マテ容器で飲む草の茶」という意味で、現在では飲料そのものを指す呼称として広く使われています。
数百年に亘る歴史
マテ茶の起源は南米先住民であるグアラニ族にあるとされています。彼らは古来からマテの葉を「神々の飲み物」として用い、生命力を養う植物として日常的に活用してきたと伝えられています。16世紀にスペイン人入植者およびイエズス会の宣教師が南米に到達した際、グアラニ族の文化と接触してマテ茶を知り、その後イエズス会の布教村「レドゥクシオネス」を中心に栽培技術が確立されました(PMC, 2021)。
19世紀以降は南米諸国の国民的飲料として定着し、アルゼンチンでは2013年7月3日に法律26.871号(Ley 26.871)によって国民的インフュージョン(Infusión Nacional)として正式に法制化されました(出典:国立イェルバマテ協会 INYM)。さらに2014年には法律27.117号で毎年11月30日を「国民マテ茶の日(Día Nacional del Mate)」と定めています。
成分と特徴
カフェインとテオブロミン
マテ茶は天然のカフェインを含み、その含有量は乾燥葉の約1〜2%とされています(Heck & de Mejia, 2007)。一般的な抽出量では、1杯(約250ml)あたり約65〜85mgのカフェインが含まれ、これはコーヒー(約95mg/杯)とお茶(約30〜50mg/杯)の中間に位置します。
かつてマテ茶のカフェインは「マテイン(mateine)」というカフェインの異性体だと言及されることがありましたが、現代の化学的研究ではカフェイン分子はキラリティを持たない(光学異性体が存在しない)ため、マテインはカフェインそのものの俗称に過ぎないことが確認されています。緑茶の「テイン」と同様、別物質ではありません。
ポリフェノール
マテ茶はポリフェノールが豊富で、特にカフェオイルキナ酸(クロロゲン酸誘導体)とフラボノイドを多く含みます。2024年に発表された研究では、抽出温度70℃で淹れた場合に総ポリフェノール量と抗酸化活性が最大化することが示されています(MDPI Molecules, 2024)。
ミネラルとビタミン
「飲むサラダ」と呼ばれる所以は、葉そのものに含まれる豊富なミネラル類にあります。鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、カリウムに加え、ビタミンA・B群・Cも含有します(Klepacka et al., 2021)。葉緑素も多く、葉の緑色がそのまま栄養価の指標になっています。
グリーンマテとブラックマテ(ロースト)の違い
| 項目 | グリーンマテ | ブラックマテ(ロースト) |
|---|---|---|
| 製法 | 乾燥のみ | 乾燥後に焙煎 |
| 色 | 鮮やかな緑色 | 茶褐色 |
| 香り | 青草・緑茶系 | 香ばしい・ナッツ系 |
| 苦味 | 強め | マイルド |
| ポリフェノール量 | 多い | やや減少 |
| 飲みやすさ | 慣れが必要 | 初心者向け |
| おすすめシーン | 朝の覚醒、夏の冷茶 | 食後、夕方、ホット |
焙煎は南米現地で「コシード(cocido)」と呼ばれ、グリーンマテの青臭みを和らげる伝統的な工程です。焙煎によりビタミンCの一部は減少しますが、香ばしさが加わり日本人の口にも合いやすくなります。
基本の淹れ方
1スタンダードホットティー(急須・ティーポット)
- マテ茶葉:小さじ1(約2g)
- お湯:200ml
手順
- ティーポットや急須にマテ茶葉を入れる
- 70〜80℃のお湯を注ぐ(沸騰直後の熱湯は避ける)
- グリーンの場合は3〜5分、ブラックの場合は4〜6分蒸らす
- 茶こしで濾しながらカップへ
毎日の定番
国際がん研究機関(IARC)は「65℃を超える非常に熱い飲料」を発がん性ランク2Aに分類しています(2016年評価、Monograph完全版2018年)。これはマテ茶に限らず、コーヒー・紅茶・お茶全般に共通する勧告です。火傷を避けるためにも、飲むときは少し冷ましてから口にすることが大切です(IARC Monographs Vol.116)。
2アイスマテ(夏向け)
- マテ茶葉:大さじ1(約6g)
- 熱湯:250ml
- 氷:コップ1杯分
- 冷水:250ml
手順
- 通常通り濃いめにホットティーを淹れる(5〜7分蒸らし)
- 氷を入れたピッチャーに注ぎ、急冷
- 冷水で薄めて完成
- お好みでレモンスライスやミントを添える
爽やか
3水出しマテ(テレレ風)
南米では夏になると、冷水で淹れた「テレレ(Tereré)」が主流になります。
- マテ茶葉:大さじ2(約12g)
- 冷水(または氷水):500ml
手順
- 茶葉と冷水をピッチャーに入れる
- 冷蔵庫で2〜4時間置く
- 茶こしで濾して完成
ポイント:水出しはカフェインの抽出が穏やかで、苦味も少なく、ハーブの香りがより繊細に楽しめます。
パラグアイ伝統
4伝統的な「グアンパ&ボンビーリャ」スタイル
南米現地での本格的な飲み方です。専用の容器(マテ/グアンパ)と、フィルター付き金属ストロー(ボンビーリャ)を用います。
手順(簡略版)
- 容器の7割ほどまでマテ茶葉を入れる
- 容器を傾けて茶葉を片側に寄せる
- 空いたスペースにボンビーリャを差し込む(以降は絶対に動かさない)
- まず水を少量注ぎ茶葉を湿らせる
- 70℃前後のお湯を注いで飲む
- お湯がなくなったら都度注ぎ足す(同じ茶葉で何度も楽しめる)
アルゼンチン・パラグアイ・ウルグアイでは複数人での回し飲みが伝統で、ホストが順に手渡します。飲み終えてホストに返す際、「ありがとう(gracias)」と言うと「もう結構です」の意味になるため、まだ飲みたい場合は「美味しいね(Muy bueno)」と伝えるのが現地の作法です。
南米文化体験
ブレンドレシピ集(5種類)
マテ茶は単体でも美味しいですが、他のハーブとのブレンドで風味と楽しみが大きく広がります。以下、相性の良いブレンドを5種ご紹介します。
1マテ × レモングラス|朝のリフレッシュブレンド
爽やかな柑橘系の香りで、マテの青味を程よく中和します。
- グリーンマテ茶葉:小さじ1
- レモングラス:小さじ1
- お湯(70〜80℃):250ml
- 蒸らし時間:4分
2マテ × ペパーミント × カモミール|食後のリラックスブレンド
香ばしいブラックマテに、清涼感と花の甘みを重ねた一杯。
- ブラックマテ(ロースト):小さじ1
- ペパーミント:小さじ1/2
- カモミール:小さじ1/2
- お湯(80℃):250ml
- 蒸らし時間:5分
3マテ × ジンジャー × シナモン|冬の温活ブレンド
体感温度を高める根茎・樹皮系スパイスとの組み合わせ。冬の朝にぴったり。
- ブラックマテ:小さじ1
- スライスジンジャー(生)または乾燥ジンジャー:1〜2枚
- シナモンスティック:1/4本
- お湯(80℃):300ml
- 蒸らし時間:6分
- 仕上げにレモン少々または蜂蜜少々
4マテ × ネトルリーフ|飲むサラダ強化ブレンド
ミネラル豊富なマテに、同じく葉物ハーブのネトルを重ねた栄養的な一杯。
- グリーンマテ:小さじ1
- ネトルリーフ:小さじ1
- お湯(80℃):250ml
- 蒸らし時間:5分
5マテ × ハイビスカス × ローズヒップ|酸味と色彩のブレンド
赤く色づく華やかな見た目。ビタミンCを豊富に含むハーブとの組み合わせで、アイスティーにも最適。
- グリーンマテ:小さじ1
- ドライハイビスカス:小さじ1
- ドライローズヒップ:小さじ1/2
- お湯(85℃):300ml
- 蒸らし時間:5〜7分
- アイスティーにする場合は氷を入れたピッチャーに注ぐ
その他の楽しみ方
マテ風味のスムージー
マテ濃縮液(通常の倍濃度で抽出)100ml+バナナ1本+プレーンヨーグルト100g+蜂蜜小さじ1をブレンダーへ。朝食代わりの一杯として南米でも人気です。
マテラテ(ヨギマテ)
ホットマテ茶100mlに、温めた牛乳または豆乳150ml、シナモンパウダーひと振りを加える。ブラジル南部では「マテ・ラテ(Mate Latte)」として近年カフェメニューに登場しています。
お料理の隠し味
- 肉料理のマリネ液:濃いめに淹れたマテ茶を冷まし、塩・胡椒・オリーブオイルと混ぜて鶏肉や豚肉の下味に
- チャイ風スパイスマテ:ブラックマテにカルダモン・クローブ・ジンジャー・シナモンを加えて煮出す
ハーブバス(足湯)
マテ茶を煮出した液を洗面器に入れ、お好みでヒマラヤ岩塩を加えれば、香ばしい香りに包まれる足湯に。リラックスタイムの演出に。
最適な飲むタイミング
🌅 朝〜午前中
- カフェインを含むため、朝の目覚めの一杯として最適
- グリーンマテのキリッとした苦味は寝起きにぴったり
☕ 午後の小休憩
- 14〜16時頃のティーブレイクに
- ブラックマテで気分転換
- 夏場はアイスマテも◎
🌙 夕方以降は控えめに
- カフェイン作用は5〜7時間続く方も
- 就寝の少なくとも6時間前までに切り上げ
🍽 食後のひととき
- ブラックマテはコーヒー代わりの食後の一杯に
- 南米の食卓では定番
- 脂っこい食事との相性◎
注意事項と保存方法
マテ茶は天然のカフェインを含みます。以下の方は飲用を控えるか、医師にご相談ください。
- 妊娠中・授乳中の方(カフェインは胎児・乳児に移行します。米国産科婦人科学会(ACOG)は妊娠中のカフェイン摂取量を1日200mg未満に推奨。授乳期も摂取量に留意が必要)
- カフェインに敏感な方(不眠、動悸が出やすい方)
- 高血圧、不整脈の治療中の方
- 抗うつ薬(特にMAO阻害薬)、抗生物質リネゾリド、リチウム、テオフィリン、デコンジェスタント等を服用中の方
- 鉄欠乏性貧血の方(茶葉のタンニンは鉄の吸収を阻害する可能性があります。鉄サプリメント摂取とは時間をずらすことを推奨)
飲用温度に関するIARC勧告
国際がん研究機関(IARC)は2016年6月の評価会議で、「65℃を超える非常に熱い飲料」を発がん性区分2A(おそらくヒトに対して発がん性がある)に分類しました(モノグラフ完全版は2018年発行)。これはマテ茶のみならず、コーヒー・紅茶・緑茶を含む熱い飲料全般に対する勧告です(IARC Monographs Vol.116)。
- お湯の温度は70〜80℃を推奨
- 熱々を口にせず、適温まで冷ましてから飲む
- アイスや常温・水出しで楽しむ習慣も取り入れる
南米の伝統的喫食習慣で長年議論されてきた多環芳香族炭化水素(PAH)の問題についても、複数の暴露評価研究では「PAHのリスクは非常に低く、温度の影響が主因」と結論されています(Okaru et al., 2018, BMC Cancer)。
適量について
一般的に1日2〜3杯程度(カフェイン総量で200〜300mg未満)が目安とされています。連続的に大量摂取すると、不眠・動悸・胃の不快感などが出る場合があります。
保存方法
| 状態 | 保存方法 |
|---|---|
| 未開封 | 直射日光と高温多湿を避け、常温保存 |
| 開封後 | 密閉容器に移し替え、冷暗所で保存。湿気を避けるため、必ず乾燥剤と一緒に |
| 賞味期限の目安 | 開封後3〜6ヶ月以内に飲み切ることを推奨 |
| 冷蔵庫保存 | 結露の原因となるため避ける |
よくある質問(FAQ)
まとめ
マテ茶(イェルバマテ)は、南米先住民グアラニ族から数百年に亘り受け継がれてきた伝統的な飲料で、現在もアルゼンチン・パラグアイ・ウルグアイ・ブラジル南部の国民的飲料として日常に深く根付いています。
植物学的にはモチノキ科の常緑樹 Ilex paraguariensis の葉で、カフェイン・テオブロミン・ポリフェノール・ミネラル・ビタミンを豊富に含むことから「飲むサラダ」とも呼ばれます。グリーン(緑マテ)とブラック(ロースト)の2種類があり、初心者には香ばしいブラックマテが、本格派にはポリフェノール量の多いグリーンマテがおすすめです。
伝統的なグアンパ&ボンビーリャでの回し飲みから、急須・ティーポットでの気軽な一杯、水出しのテレレまで、楽しみ方は多彩。レモングラス、ペパーミント、カモミール、ジンジャー、ハイビスカスなど他のハーブとブレンドすれば、自分だけの一杯が広がります。
カフェインを含むため適量を守り、IARC勧告に沿って飲用温度を65℃以下に保つことが現代的な楽しみ方の基本。妊娠中・授乳中の方や薬を服用中の方は、医師にご相談の上でお楽しみください。
南米の文化と歴史が詰まった一杯を、自然派ライフスタイルの新しい選択肢として日々の暮らしに加えてみてはいかがでしょうか。
📚 参考文献
- Heck, C. I., & de Mejia, E. G. (2007). Yerba Mate Tea (Ilex paraguariensis): A Comprehensive Review on Chemistry, Health Implications, and Technological Considerations. Journal of Food Science, 72(9), R138–R151. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18034743/
- Gawron-Gzella, A., Chanaj-Kaczmarek, J., & Cielecka-Piontek, J. (2021). Yerba Mate—A Long but Current History. Nutrients, 13(11), 3706. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8622869/
- Riachi, L. G., et al. (2024). Changes in the Physicochemical and Bioactive Properties of Yerba Mate Depending on the Brewing Conditions. Molecules, 29(11), 2590. https://www.mdpi.com/1420-3049/29/11/2590
- Bracesco, N., Sanchez, A. G., Contreras, V., Menini, T., & Gugliucci, A. (2011). Recent advances on Ilex paraguariensis research: Minireview. Journal of Ethnopharmacology, 136(3), 378–384. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21238562/
- Klepacka, J., Tońska, E., Rafałowski, R., Czarnowska-Kujawska, M., & Opara, B. (2021). Yerba Mate as a Source of Elements and Bioactive Compounds with Antioxidant Activity. Antioxidants, 11(2), 323. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8868397/
- Okaru, A. O., Rullmann, A., Farah, A., Gonzalez de Mejia, E., Stern, M. C., & Lachenmeier, D. W. (2018). Comparative oesophageal cancer risk assessment of hot beverage consumption (coffee, mate and tea): the margin of exposure of PAH vs very hot temperatures. BMC Cancer, 18(1), 236. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5831222/
- International Agency for Research on Cancer (IARC). (2018). IARC Monographs Volume 116: Drinking Coffee, Mate, and Very Hot Beverages. Lyon (FR): International Agency for Research on Cancer. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK543953/
- 日本マテ茶協会公式サイト. マテ茶の飲み方. https://matecha-kyokai.jp/ratenpower/drink/
- Instituto Nacional de la Yerba Mate (INYM). El Mate cumple 10 años como Infusión Nacional (Ley 26.871). https://inym.org.ar/noticias/institucionales/80316-el-mate-cumple-10-anos-como-infusion-nacional.html
- American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG). Committee Opinion No. 462: Moderate caffeine consumption during pregnancy. Obstet Gynecol. 2010;116(2 Pt 1):467-468. (Reaffirmed 2016) https://www.acog.org/clinical/clinical-guidance/committee-opinion/articles/2010/08/moderate-caffeine-consumption-during-pregnancy
本記事は情報提供を目的としており、医学的アドバイスに代わるものではありません。マテ茶はカフェインを含む飲料であり、体調や持病、服用中のお薬との相性によっては適さない場合があります。妊娠中・授乳中の方、お薬を服用中の方、お子様に飲ませる場合、その他使用に不安のある方は、必ず専門家や専門医にご相談の上でお楽しみください。本記事の内容は2026年5月時点の情報に基づいています。


